懲りない。
もうスマホに駆逐されてから10年が経たんとしているPDA(携帯情報端末)。
しかしそのシンプルさが愛されていたことは確かだったPalm。
…結局処分するには忍びなく、手元に置いて・・・なんか右のが増えています。
左端のなんか初代なので、うちの子供たちよりも年寄りだったりして。
でも液晶はあまり劣化(真ん中がどす黒くなる現象が発生することも)しておらず、
電池さえ確保していれば全く問題なく動くのがすごい。
同時期に売られていたPsionは液晶劣化に加えて、ヒンジ部分が錆と風化でボロボロになってしまい、
仕方なく処分することにしたのでしたが、下の4機はいずれも可動部(ボタン)の劣化はなし。
一介のベンチャー企業が作った電子製品にしては例外的なタフさじゃないかと思います。
で、何に使っているかというとリマインダーによる読書管理。
放っておくといつの間にか本も増殖してしまうので、せめて読み切る優先順位を付けておこうと。
カレンダー機能は2030年までしか使えないが、そちらはスマホに任せておけば良い。
あとはちょこっとした備忘メモとか。グラフィティは憶えてしまえば手書き並みに早くなる。
(執念深い小生の場合、手が憶えていたりします)
しかし、オフラインの情報端末って本当に不要だったのかしらん。
詐欺メールに引っかかってお漏らししてしまうリスクがないPalmだからこそ置いておけるデータもある。
今の技術で作ったら1万円以下で、電卓と並べて売れるのではないか?
…なんてことをもう20年近くもつぶやき続けているわけです。諦めが悪いですな。
繰り返しになりますが、スマホに全部持ってかれてしまったことは今更否定しようがありません。
PalmだけではなくPocket PCもZaurusも同じ憂き目に遭いました。
(AppleからもNewtonというPDAが出ていたが、PDA凋落前に復帰したJobsに廃棄された)
だったら全部面倒みたらぁ?と言われてしまいそうですが、なぜかPalmを偏愛してしまうのですよ。
シンプル極まりない機能と、逆転の発想が光るグラフィティに惚れてしまったのです。
まあそこいくと、ソニーの出したCLIEは音楽再生やカメラなどのいろんな機能がゴテゴテついており、
グラフィティに恨みでもあるんじゃないかという勢いでキーボード搭載型機を何度も出していました。
結局何種も乱発して突然撤退。当時低迷していたソニーらしい話ではあります。
「あの時期」にしては製品は悪くはなかったんですがね。
この与太話を読んで、「よし、俺もPalmを集めよう!」と思う人は絶対にいないと思いますが、
一応自分への備忘としてひとつ書いておきます。
・母艦となるPCはWin XP以前にする必要あり。もちろんサポート外なのでオフライン化させておく。
→もちろん確保しております。一昔まえはやったmini PCのジャンク品を母艦にしました。
こいつも結構長持ちしそうなので、「与太話」はまだまだ弊Blogでは続きそうです。