July 13, 2009
June 28, 2009
読書メモなど
長女が自力で一輪車に乗れるようになった。
次女はお絵描きにはまっている。
カミさんは来週にでも産みそうだ。
そして、親父はひたすら本を読む。

■春秋左氏伝
孔子を輩出した「魯」の国の年代記。
周公の裔、という栄光だけで終わるところが孔子と本書(「春秋」自体は孔子の編纂との説もあり)の存在で永遠となった。
どんなに強大化されても「楚」をは五段階爵位(公侯伯子男)の下から二番目で「楚子」と扱う辺りに没落国家の悲哀とプライドを味わえる。
一方で同じ弱小国の「鄭」の宰相、子産のリアリストぶりには感動を覚える。
■センゴク外伝 桶狭間戦記2(宮下英樹)
若き日の義元と雪斎のキャラが立ちまくっていた一巻の出来を期待したらガッカリ。なんか、青春時代の信長の描写が平板。
ただのチンピラにとどまっており、本編へと示唆されるべき「狂気の天才」への伏線がまるで活かされていない。本編の方は今のところ上手に進んでいるのでこれからの挽回に期待。
■アナバシス(クセノフォン)
現代史でも滅多にない「敵中横断6000キロ」軍記。
描写そのものは淡々としており、兵站や現地勢力との交渉に腐心する指揮官の労苦が味わえるが、事件はドラマそのものであり、これを映画化せずに「トロイ」や「300」なんぞでお茶濁しているハリウッドは全員ボンクラか。
■リトアニア(原翔)
このほかに同著者で「エストニア」「ラトビア」あり。
バルト三国の今昔を徹底的に書ききった一般書はおそらくこれだけだろう。
異国文化万歳、とはならず「中世の大国」「(旧ソ連で)民主化第一号」といったかつての栄光に縋らざるを得ない小国の悲哀がシビアに書かれていた。(民主化第一号国家なのに、ホテルでの盗聴という、旧ソ連そのまんまなエピソードの紹介はある意味残酷極まる)
■第二の罪(ラルフ・ジョルダーノ)
ユダヤの生き残りが徹底的にナチスと戦後(西)ドイツを糾弾する本。
東ドイツと現代イスラエルの蛮行は徹底的に無視(著者は元ドイツ共産党員)。80年代に書かれた本なのだから、これはちょっと弁解できないだろう。
この厚顔さが「ユダヤの罪」であることに気づかないのだろうな、きっと。
■ダ・ヴィンチ 天才の仕事
非常に有名なダ・ヴィンチのノート(コードではない)をCGでカラフルに再現した本。
当時彼が構想していた動力とかの原理を知るには非常に役に立ったが、昨今のCGに慣れていると何だか「セカンドライフ」的な絵柄が稚拙に見えてくる。
高度な事をやってくれている筈なのに。読者は贅沢だ。
■小説フランス革命III 聖者の戦い(佐藤賢一)
意外にも、主人公は前巻でミラボーにバカにされていた(と思った)タレイラン。
革命初期の議会の紛糾ぷりが小説で分かるというのが凄い。
(俺の卒論は恐怖政治期だったので実のところ議事で困る事はなかったのだ)
サン・ジュストの登場のさせ方は如何にもだが、狙ってやっても嫌みにならないのがこの作家の上手いところ。
■神は妄想である(リチャード・ドーキンス)
「利己的遺伝子」の著者が今度は徹底的に宗教を糾弾。
宗教意識がないとされている日本人も実はどっぷりとアミニズム信仰にハマっているのだから対岸の火事扱いしてはいけないのだろう。
お得意の「ミーム」論に話が入ると眠くなるのは俺だけか?
■アイゼンファウスト1&2(長谷川哲也」
■ナポレオン 獅子の時代11(長谷川達也)
暴走機関車劇画家がいきなり三冊も出したので俺歓喜。
どれも期待を裏切らない。小判に小便をぶっかける鳥居耀三とスタール夫人をタコ殴りにするカルノー(知らない人はどっちもぐぐってね!)はこの人にしか描けん。
■イスラム教史(嶋田襄平)
現代情勢に傾斜しがちのイスラームの経緯由来を知りたい人向け。
まず本屋の店頭には置いていないのが残念(絶版ではないので注文可能だが)。
■ノルマン騎士の地中海興亡史(山辺規子)
これはテーマが面白かった。
フランスの片田舎から身一つで出てきたバイキングの末裔が、地中海世界で大暴れして「カノッサの屈辱」で神聖ローマ皇帝を屈服させた教皇(グレゴリウス7世ヒルデブラント)すら手玉に取り、しまいに南イタリア〜チュニジアに至る大王国を作ってしまう一代記。
この後断絶とか暴動とかでグダグダになってしまうのが、如何にも中世イタリア的。
■第三帝国の興亡(W.シャイラー)
60年代の著作の復刊。読み応えは非常にある。
誇大妄想狂とヤクザが国を盗るとどんな悲劇が起こるかが見事に書けている。
日本の場合は「軍部の暴走」なのだろうが
ドイツの場合は「バカの暴走に付き合ったら引っ込みのつかなくなった軍部」なのだろう。
両国の闇を一律にファシズムとの言葉でぶった切ろうとすると危険である。
■さよなら絶望先生17(久米田康治)
相変わらずのノリ。だが表紙から望先生が脱落してしまった。
おまけの「罪記の家」は妙に笑えた。
■図解 量子論がみるみる分かる本(PHP)
タイトルに偽りなし。しかも500円。
ちょっとでも興味がある人は絶対買うべし。
知ったからといって生活が何か変わる、という訳でもないが。
■シュメル 人類最古の文明(小林登志子)
人類初の都市国家やら文字やらを形成した民族。
今のイラクのあたりに居たが、今のアラブ(セム)系とは言葉も風貌も違っていたそうな。
丸顔だったらしい。今も居たら面白かったのに。
■羊皮紙に眠る文字たち スラブ言語文化入門(黒田龍之介)
語学知識ゼロに語学の面白さだけが伝わってくる。
同じスラブ系でもロシアとウクライナとブルガリアで云々、という話は大好きなので殆ど一日で読んでしまった …とはいえ一人で漫才しているような文体なので早く読めても自慢にならない。
なんでもマイナー言語というだけでアンテナが立つ人のようなので他の著作にも目を通してみたい。
June 24, 2009
June 08, 2009
May 24, 2009
May 04, 2009
横浜旅行
あえて「帰省」とはいわん。
今回は合計150歳を突破しそうな親に配慮して宿をとっていたので。
それにしても「じゃらん」検索で出て来たホテルが昔営業で担当していたホテルだったのには笑った。
「10年前ほど、おたくが誘導した観光バスが過重量で市営歩道のタイルを割りましてねぇヘッヘッヘ」
とか言ってたら凄く嫌がられたよなw
さて、何か開港ン周年博覧会をやっていたそうですが、「博覧会」に異常に敵意を燃やす親父としてはそんなところには興味がなく、手前の遊園地で遊んでいた訳ですが…というか、殆どの人が手前で引き返していたような気が。

それにしても「ダッコ〜」はもう勘弁してほしい>次女
万札で一億円分あるのだから。肩がバリバリして痛い。
8ヶ月のカミさんも歩き通しで大儀そうだ。行き当たりばったりでスマン。
翌日は親の家に遊びに行く。
当然だがマンションより広いので、かくれんぼで盛り上がる娘達。

目をつむるとなぜか力んでしまう次女。なんかいかにも「ここに隠れてますよ」というところに潜り込む長女。
そして、喜んで参加する祖父
…程々にしておくように。30年前ほど息子相手に本格的に隠れすぎて騒ぎになりかけたのだから。
(天袋に入ろうとしているところをお袋に止められた)
April 15, 2009
有意義な費(つか)い方
ウチにも呉れるというので、「もらえるものはもらっておこう」定額給付金。
我が家は速攻で子供の学費講座に放り込まれることに相成ったが、
使い道に困っているそこの貴方、
ここに突っ込んでみるのは如何?
自分にいちばん縁が無さそうな地域を二、三選んで買ってみたらきっと世界が広がります。
まさかアゼルバイジャンの民謡にハマるとは思わなかった俺が証人です(頼りないが)。
大型ショッピングセンターのオマケみたいな感じでCD屋は増えたけれど、
"World"コーナーは悲惨ですね。ラテンと韓国くらいしか置いていない。
かれこれ5万は突っ込んだことをドサクサまぎれで報告しときます。
いや、それだけの価値はあるって。(為念。アフィじゃないです)
April 09, 2009
日々是好日
長女が入学で次女が入園ですよ。
「カミさん妊婦で大変そうだし」とか何とか理由つけて
手前がついでに花見をしたいので休みを取ってしまいました。

デカくなったもんだ。↓ちなみに約4年前

天気にも恵まれた。
後なぜか嬉しいことが幾つか続く。
・Bleckberry Bold正常化
いや〜待たされた。電源管理のソフトの不具合で発熱したとか。
ウチのは無事、と思っていたらファームアップ後明らかに電源の減りが鈍くなった。
これで漸くsoftbankを解約できる。
・ヘビメタが楽しい
MTV全盛期に洋楽デビューしたもんで、ルックスがアレすぎるメタルには抵抗感あったのですが、
AC/DCのついでに
Judas Priest
Motorhead
を買ってみたら結構いいですな。
民族音楽ばかり聴いていると反動でこういうものへの抵抗が無くなるかもしれない。
March 29, 2009
Blackberry Bold覚え書き
もう不惑だってぇのにAC/DCばかり聴いている。本当にいいのかこれで?>俺
さて、バッテリー発熱で発売停止になっているBlackberry Boldですが、小生の個体はとりあえず無事です。噂によるとMade in Chinaはアレだけど、Made in Hungaryは無事らしい。ウチのは後者でした。
で、Google Calenderと同期出来たりと非常に便利な機種なんですがほかに色々と不具合もあるわけで、発売再開の折には以下についてもファームアップとかで何とかしていただきたい。
・アドレス帳の更新の際、メアドなど半角英字のみのところにカーソルを置いて保存すると、ほぼ確実にかな入力が出来なくなる →一度電池引っこ抜いてリセット
・付属の同期ソフトでOutlookのアドレス帳を同期させた後、高確率で本機のアドレス帳が開けなくなる →ハードリセットを余儀なくされる
というわけで不満点はあるが、実に便利な機種だ。
とは言いつつもどうせ超ニッチな市場なんだろ、と拗ねていたら通勤途中に二人ほどユーザーを見かけることができた。ちょっと幸せな気分ではある。
March 15, 2009
背伸び。
中身の割には安いので岩波文庫をよく買う。
一昔前は目がつぶれそうに活字が細かかったが最近はだいぶ読みやすくなったなぁ。
で、今日も本屋で探していたら
連れていた長女が「これ買う、これー!」と全く動かない。
…ん?岩波で「ムーミン」とか出てたのかな?
「道徳形而上学原論/カント」
どひゃー!よりによってドイツ観念学派ですかい。
俺が学生時代いちばん苦手だったやつだよ。今更サボった復讐かよぉ(´Д`;)
全く以て譲ってくれそうにないので仕方なく買いました。
「わたしが、ひとりで、よむー!」だそうだ。
まぁこうやって背伸びするからやる気も起こるわけで。一緒に勉強しような。








Recent Comments